百番観世音堂前の石造物 [石造物]
百番観世音堂前の石造物
名称 | 百番観世音堂前の石造物 |
所在地 | 前橋市上大島町 |
史跡指定 | なし |
備考 |
月待は江戸時代の文化・文政の頃、全国的に流行した「旧暦での月待行事」のことで、十五夜(旧暦15日の夜)・十六夜(旧暦16日の夜)・十九夜(旧暦19日の夜)・二十二夜(旧暦22日の夜)・二十三夜(旧暦23日の夜)などの特定の月齢の夜、仲間(講中)が集まり、「教典」などを唱えて「月」を拝み、「悪霊」を追い払う宗教行事です。 中でも多い二十二夜塔は、「旧暦二十二日の夜に女性が月待ちをすれば、願い事が叶うという信仰」で、女性講、念仏講とも言われる信仰的な要素で、如意輪観音を本尊とし、会員は出産年齢が原則でした。 旧暦は、月が新月になる日を月の始まり(各月の1日)と考え、次の新月の日がやってくると、次の月の1日としました。 |
百番供養塔 「享和三癸亥年(1803)」 この供養塔に願いをかける時、小石で台座を叩きながら願い事を唱えたため、台座には願いが込められた穴が沢山あります。この様なくぼみは道祖神の台座によく残されています。
二十二夜塔 北面は線刻された如意輪観音(左手に法輪、右手は頬)