荒砥富士山古墳 [古墳]
荒砥富士山古墳
天井石らしいものの一部が見えている。
名称 荒砥富士山古墳 荒砥村第150号古墳(上毛古墳総覧)
史跡指定 群馬県指定史跡
所在地 前橋市西大室町813
古墳群
築造年代 7世紀末
墳形 円墳(4段構築)
大きさ 径36m(66尺 ??)高さ3m
葺石 墳丘は4段に構築され、斜面の部分には葺石が施されていた。
埴輪の配列 なし
周溝 周掘り、幅5~6m、深さ0.5m、堀を含めた直径は46m。
埋葬施設 両袖型横穴式石室(一部切石)、入口は南向きに開口し、幅1.1m、長さ3.6mの
通路の奥に石室入口(横117㎝、縦96㎝、厚さ38㎝、各面が平面に加工)が、
角柱状加工石を組み合わ精巧に造られ、上部幅90㎝、下部幅105㎝、高さ90㎝の
台形に開口。
玄室入口には、大きな扉石(横84㎝、縦96㎝、厚さ15㎝、平面加工なし)が設置。
石室全長5.36m(羨道長3.00m、玄室長2.36m)
石室の設計は30㎝を単位としていた。
玄室は平面が八角形で、類例が少ない。
石棺
出土遺物 石室内から鉄鏃の小破片、前庭部から土師器片、須恵器片、銅鋺片
備考 この古墳のような巨大な加工した石材を用いて石室が造られたものは、古墳時
代末期頃に出現するが、その数は少数で、群馬県内の古墳ではそれぞれの地域
の首長が埋葬されたものと考えられます。
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