下郷の子育て地蔵周りの石造物 [石造物]
下郷の子育地蔵 市指定重要文化財
この子育地蔵は、宝暦10年に下郷の龍雲庵に隠居した義範僧正(ぎはんそうじょう)が、口べらしのための産児圧殺の悪い慣習習を戒めていた。その思いを思いを尊敬する人々が、義範の死去後の明和3年(1766)に建てたもので、その由来が光背(こうはい)の裏に328文字の漢文で刻まれています。また、台石には打ち出の小槌やかくれ蓑などが刻まれており、口べらなどをしなくても済むことを願ったのでしょう。
文化財標柱奥の石造物
左から馬頭観世音「寛政十二庚申稔六月吉祥日 (1800)」、馬頭尊、庚申塔「寛政十二庚申五月(1800)」、庚申塔、猿田彦大神、薬師如来坐像、聖観音像、妙寒禅定庵 道霊禅定門「元禄元戊辰天十二月十五日 (1688)」、妙□禅元尼□「元禄十四辛巳天二月十二日 (1701)」、諸霊供養塔、禅戒定念大徳、即譽良年大徳、速衛善急大徳、休心大徳、譽眞五大徳、空従徳亮然位、地蔵菩薩像「宝暦三癸酉念二月二日 (1753)」
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