SSブログ

綿貫観音山古墳 [古墳]

観音山古墳(岩鼻村第22号古墳)56_stitch_031.JPG 南より 

綿貫観音山古墳

名 称 綿貫観音山古墳、岩鼻村第22号古墳(上毛古墳綜覧)
史跡指定 国指定史跡
所在地 高崎市綿貫町
古墳群 綿貫古墳群
築造年代 六世紀後半~末
墳 形 前方後円墳、2段構築
大きさ 全長約97m、後円部:径61m、高さ9.6m、前方部:幅約64m、高さ9.4m、くびれ部幅約44m、中段平坦部幅3~5mで1周
葺 石 なし
埴輪配列 前方墳頂部に家、後円墳頂部に家、器財、鶏、人物など、後円部西側平坦面に覡、巫女、楽人、貴人、武人などの人物埴輪、前方部にかけて楯、人物埴輪が交互に配列、前方部前端西に馬、中段平坦部に人物、楯、馬、円筒埴輪、朝顔花形円筒埴輪等
周 溝

盾形2重周掘り
内堀幅約26m、中提幅約8m、外堀幅約8m

埋葬施設

両袖型横穴式石室(後円部やや斜め後方に向き開口)
石室全長12.65m、玄室:長さ8.12m、幅奥3.95m、手前3.16m高さ2.2m、羨道部:長さ4.53m、幅奥2.4m、手前1.34m、高さ1.18m。玄室は群馬県内では最大規模。

石 棺
出土遺物 玄室:人骨、金銅製半球形飾金具、金製中空丸玉、ガラス玉、獣刑鏡、金銅製鈴付大刀、金環、銀環、珪甲、冑、青銅製轡、金銅製花弁付鈴、二神六獣鏡、ハマグリ、銀装大刀、銀装刀子、鉄鏃、鉄鉾、大刀、脛当、籠手、馬具類、須恵器甕、高杯、銅製水瓶、石突など。
調査歴 昭和42(1967)年~43(1968)年
備 考

石積みは玄室が入念で、羨道部の石材加工が粗雑で、羨道部入り口には棒状の川原石が横積みされている。
多数の副葬品が出土しているが、傾向としては、六世紀における金銅製品で、工芸技術の発達の様相を現すもので、中国や朝鮮半島とのかかわりがあるものが多い。
この周辺地域の初期古墳、同時代古墳と共に、一代一墳的性格が強く、高崎市東南部一帯を統治した豪族墓と推測される。
出土品の一部は、群馬県立歴史博物館に展示されています。

参考資料:群馬県史資料編3

観音山古墳(岩鼻村第22号古墳)74_stitch_033.JPG 西より
観音山古墳(岩鼻村第22号古墳)79.jpg 石室入口
 
観音山古墳(岩鼻村第22号古墳)87.jpg 石室内部
 
観音山古墳(岩鼻村第22号古墳)77.jpg 現地案内板
 
綿貫観音山古墳.jpg 
墳丘測量図(出典:群馬県史資料編3)
綿貫観音山古墳石室.jpg 
石室測量図(出典:群馬県史資料編3)
 
 

 

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか (ちくま新書)

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか (ちくま新書)

  • 作者: 山下 祐介
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2015/10/05
  • メディア: 新書


地方消滅 創生戦略篇 (中公新書)

地方消滅 創生戦略篇 (中公新書)

  • 作者: 増田 寛也
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/08/24
  • メディア: 新書

 

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。