南下古墳群 / 南下A号古墳 [古墳]
南下古墳群
南下古墳群は榛名山東麓の平坦な裾野の低い丘陵地に存在し、丘陵の東は平坦地が連なり、利根川になっている。北、西、南側は榛名山を水源地とする河川によってできた扇状地の末端の南向き斜面に位置している。この地帯には古墳が多く存在し、南下古墳群を形成している。昭和13年発行の上毛古墳総覧では180基の古墳が記載されている。
南下A号古墳
名称 南下A号古墳
史跡指定 町指定史跡
所在地 北群馬郡吉岡町南下
古墳群 南下古墳群
築造年代 7世紀末
墳形 円墳 きわめて高く、原型が保たれている。
基底部から1.6mまでは暖傾斜、それより上部は急傾斜。
大きさ 東西約27m、南北約20m
葺石 不明
埴輪の配列 不明
周溝 不明
埋葬施設 両袖型横穴式石室 主軸は真南を向く、載積切組積
義道、玄門、玄室の構成
石室全長7.77m、
玄室 長さ3.25m 幅2.4m 高さ2.4m
玄門 開口1.2m 奥行0.5m
義道 長さ3.95m 幅1.58m 高さ1.55m
石材は角閃石安山岩が主で、全て載石、角は全て直角に加工
石棺
副葬品 不明
備考 傾斜地に山寄に構築されている。
天井石下面、玄門冠石の下端はわずかなふくらみ。
石室構築には唐尺使用。
現在は石室崩壊の危険の恐れがあるため、石室内への立ち入りは許可が必要です。
石室構築に利用した唐尺による朱線の位置が示されている。
2016-01-24 17:09
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