SSブログ

柏倉丸山上野南渓の碑 / 丸山の碑 ・柏倉諏訪神社 [石造物]

柏倉丸山上野南渓の碑


丸山の碑 柏倉町_001.jpg


名称 柏倉丸山上野南渓の碑 / 丸山の碑
所在地 前橋市宮城町柏倉226
史跡指定 市指定重要文化財
備考

 上野南渓は この地出身の儒学者で、この石碑の選文・文筆を上野南渓が行ったとされている。
 文政2年(1819年)の建立で、天津神(あまつかみ)に対して称される、国津神(くにつかみ)の一つ猿田彦を祀った記念碑です。

碑文
  憔比の拳の如き石は丸くして一顆の珠に似たり、之を呼んで丸山と曰う。形を同じうし象を容る。幽僻の地なりといえども晴景最も佳なり。朝に暾光の昇るを迎え、昏には斜陽の影を送る。目を拳ぐれば赤城の高岳嶕嶢として霞を帯び天を摩し雲をしのいで突出す。其の勢三郡ろ覆圧す。渓川は涓々として月を涵す。瑤流盤回し水は潺緩として雅琴を奏ずるがごとし。遠眸の窮まるところ駿陽の富山遥かなる観に入る。西南の一大川は浩渺として天に接す。霧は回檣の収まり軽帆は織るが如し。刀称の夕はうららかなり。炯嶂翠微千態万状画図も如かず。
 地はかたよるといえども泉は甘く土は肥え禾黍は数畝の水田にみつ。山間の霊気日日氤氳たり。
謹んで伊勢の狭長田五十鈴、川上の興玉神祠を鎮際し奉る。諟らかに天孫降臨の時の先駆け神なり。永く恭敬せんがために邨侶の不退の誠心を発する数輩之を蓋簪し力を合わせ砂を運び土を搬び石を曳き工をやとい碣石に彫り以って之を勒す。
鉐に曰く海陸行啓先駆の功勢州の不蹟黎民竦崇す後世の懿範たり。

 万古の遺風妙験端的たり。発毓和調 休嘉安静に禔福享け通ず赫々たる高朗明々として融くる有り。願うところは必ず得、祈る所は空しからず。神徳は悠遠にして天壊と窮りなし。


 


柏倉諏訪神社


 諏訪神社 柏倉町_002.jpg


名称 柏倉諏訪神社
所在地 前橋市柏倉町1023-1
史跡指定 馬頭観世音懸仏  市指定重要文化財
歌舞伎舞台  市指定重要文化財
備考

懸仏(かけぼとけ)
平安中期の神仏習合信仰から生まれた特殊な形式の像で、鏡を神社に奉納するが、これが寺院にもされ、表面に神仏像を毛彫りする鏡像が平安時代から始り、柱や壁にかけて礼拝出来るようにした。



諏訪神社 柏倉町_004.jpg

諏訪神社 柏倉町_007.jpg

諏訪神社 柏倉町_003.jpg


諏訪神社 柏倉町_008.jpg 諏訪神社 柏倉町_009.jpg諏訪神社 柏倉町_015.jpg

諏訪神社 柏倉町_017.jpg






C6J4y1AVMAEdYIe.jpgC7AyFpJVoAE9kXd.jpg


徹底検証 日本の右傾化 (筑摩選書)

徹底検証 日本の右傾化 (筑摩選書)

  • 作者: 塚田 穂高
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/03/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
共謀罪の何が問題か (岩波ブックレット)

共謀罪の何が問題か (岩波ブックレット)

  • 作者: 高山 佳奈子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

タグ:史跡 石碑
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。