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蛇穴山古墳 / 総社町8号墳 国指定史跡  [古墳]

 蛇穴山古墳 総社町8号墳(上毛古墳総覧) 国指定史跡  群馬県前橋市総社町

  前橋市総社地区には昭和10年の調査で15基の古墳が存在していた。

 この地区の古墳は大規模で、精美なものが多いことが特徴です。

 王山古墳(前方後円墳)、総社二子山古墳、愛宕山古墳、宝塔山古墳が近くに存在、どれも横穴式石室を主体部とするもので、その初期段階の王山古墳から最終末期の及ぶ宝塔山古墳、蛇穴山古墳などが見られる。竪穴式の主体部を持つものは確認されていない。

 一方、近くには山王廃寺跡、国分寺跡、国府推定地などがあり、利根川西岸のこの地域が古代上野国の中心地であったことがわかる。

蛇穴山古墳
 
蛇穴山古墳_009.jpg  南より
 

名称 蛇穴山古墳/総社町8号墳(上毛古墳総覧)

史跡指定 国指定史跡

所在地 前橋市総社町1587-2

古墳群 総社古墳群

築造年代 7世紀末頃

墳形 方墳 墳丘は2構築、墳丘南側の葺石については3段構成

石室前面は3段構成の基壇(基礎になる石や土で築いた壇)に封土(盛土)

を合わせると4段の構成になる

大きさ 1辺約40m高さ約5m

葺石 あり 3段構成

埴輪の配列 なし

周溝 あり

埋葬施設 横穴式石室 南西方向に開口、明確な羨道は持たず、玄門前に天井のない

羨道状の施設と台形状の前庭部をもつ。

玄室部 長さ約3m、幅約2.6m、高さ約1.8m

奥壁、側壁、天井には1枚の巨石使用

切組積みなど高度な技法を用いている 

壁面には漆喰が塗られた痕跡がある。

石棺

副葬品

備考 明朝戸時代に善かれた「山吹日記」には、墳上には観世音堂があり、
石室内には弁財天を祀ったことが記録されている。また、寛文11年に、
石室の奥壁には、江ノ島弁財天を移し祀ったという銘文が、
蛇体の梵字と共に記されている。 
 
蛇穴山古墳_024.jpg
  東より
 
 蛇穴山古墳_013.jpg
  玄門部
 
蛇穴山古墳_014.jpg
  奥壁
 
蛇穴山古墳_016.jpg
  右(東)壁
 
蛇穴山古墳_018.jpg
  左(西)壁
 
蛇穴山古墳_017.jpg
  天井石
 
蛇穴山古墳_019.jpg
  玄門部内側より
 
蛇穴山古墳 総社町_007.jpg
  石室の奥壁、江ノ島の弁財天を移し祀ったという銘文と蛇体の梵字 
 
蛇穴山古墳墳丘.jpg
群馬県史資料編3 より 
 

蛇穴山古墳.jpg

群馬県史資料編3 より 

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